雨の日の髪の広がりが気になる、、、

雨の日や湿気が多い季節、髪が広がってスタイリングが決まらない…そんなお悩み、ありませんか？

せっかく朝にセットしても、夕方にはうねったり、ボリュームが出すぎたり…。湿度の高い日は、スタイリングのもちが悪くて、鏡を見るたびに気になってしまいますよね。

特に介護施設などで働いている方の中には、お風呂介助のあとに髪がまとまらず困っている、という声もよく聞きます。

雨の日、髪が広がってしまう原因とは？

湿気と髪の「水素結合」の関係

髪の毛は空気中の水分を吸収しやすく、湿気が多いとその影響を強く受けてしまいます。
髪の内部には「水素結合」と呼ばれる結びつきがあり、これが髪の形を保つのに関わっています。

ところが湿度が高いと、この結合が一度切れてしまい、髪の形が崩れてしまいます。そして再び結び直される際に、元の形とは違った状態になってしまうため、うねりや広がりが起こるのです。

ダメージヘアが広がりやすい理由

さらに、ダメージのある髪は特に注意が必要です。キューティクル（髪の表面を覆う層）が傷んでいると、髪の内部にある「コルテックス」という組織がむき出しになり、水分を過剰に吸収しやすくなります。

その結果、髪が膨張して形を保てなくなり、ボリュームが出たり、まとまりが悪くなったりしてしまうのです。

湿気に負けない！髪の広がり対策

スタイリング前に使いたいアイテム

湿気に強いスタイリング剤や、耐湿性のあるアウトバストリートメント（洗い流さないトリートメント）を取り入れるのが効果的です。
髪の表面をコーティングして、水分の侵入を防ぐことで、広がりやうねりを軽減できます。

また、ドライヤー前に使える「ヒートプロテクト機能付きミスト」などを使うのもおすすめです。熱でキューティクルを整えることで、湿気の影響を受けにくい髪に仕上がります。

日常でできるダメージ予防法

• タオルドライはゴシゴシこすらず、優しく水分を取る
• ドライヤーは根元からしっかり乾かす
• 髪のブラッシングは、目の粗いブラシを使う
• 紫外線対策も忘れずに（日焼けもダメージの一因です）

日常のケアの積み重ねが、湿気に負けない髪づくりにつながります。

まとめ：湿気対策で快適なヘアスタイルを

雨の日の髪の広がりは、「湿気＋髪の状態」が大きな要因です。
まずは髪が湿気を吸わないようなスタイリングやケアを取り入れつつ、ダメージを防ぐ生活習慣を意識することが大切です。

毎朝のスタイリングがもっと楽になって、1日中きれいな髪をキープできるように、できることから始めてみましょう！