
27歳のとき、パリへ渡りました。
教わりに行ったわけじゃないです。ただ、本物を見たかった。シャンプーボーイしかさせてもらえなかったけど、1年ほど見続けた技術や見識が、今も私の頭の中にあります。
帰国して、美容師として働きました。
技術への思いはあった。でも今思えば、適当さがあった。まわりに流されて、自分のやり方が定まっていなかった。
36歳のとき、まわりの美容師に言われました。「やめた方がいい」と。
結果が出始めていたタイミングでした。
指名客が毎日入り始めた、あのタイミングで、私は美容師を離れました。
美容室ディーラーになって13年。
気づいたことがあります。得意なことに集中して取り組む。
誠実にできることをする。それだけのことでした。
営業でも、新規飛び込みはしなかった。苦手なことを無理してやると、どこかで歪みが出る。それを13年かけて、自分の体で覚えました。
今、浜松に静かな美容室を作ろうとしています。
遠回りに見えた13年が、全部ここにつながっていました。
パリで見た技術、
誠実にやるという軸
、苦手なことを無理してしないという覚悟。それだけを持って、1席だけのサロンを始めます。
大きく変えない。派手にしない。下地を整えることを、静かに誠実にやる場所です。
最後に、一つだけ。
苦手なことを無理してやる美容室じゃなくていい、と私は思っています。だから余白に来てくれるあなたも、苦手なことを無理しなくていい。
当サロンでは、静かに過ごしたい方にも心地よくお過ごしいただける空間づくりを大切にしています。
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初めての方は、ご予約前にLINEでのご相談も承っております。
髪の状態やご希望を事前に共有することで、無理のない施術をご提案できます。
(まだ具体的に決まっていなくても大丈夫です。)
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(※現在は開業準備中です)
なぜ、静かな美容室をつくったのか
ある美容師に言われた言葉が、ずっと頭に残っている。「技術中に話しかけないのか。客は物じゃなく人だ。会話できないなら客はつかない。君のためを思って言う。美容師を辞めた方が、君の幸せのためだ。」
自販機の下の小銭を探していた美容師
ホットペッパービューティーで新規のお客様をどんどん集め、数をこなして売上を上げていく。それは美容室として正しいやり方の一つです。 でも、私には適合しない。
髪と、美容室のこと
